2015-01-01から1年間の記事一覧

近ごろの体調

ことしの春先まで大いに悩まされた肩凝りは霧散した。完全隠居の成果だろうか。そんなに肩の凝る仕事をしていたようには思えないのだが。 マグネシウムとカルシウムの錠剤を常用するようになってから、脚がつりそうになることもほとんどなくなった。 かわっ…

冬至

十二月二十二日からはいよいよ、二十四節季の冬至です。一年でもっとも昼が短く、夜が長いころのこと。 なんとなく陰鬱な感じがしなくもありませんが、見方を変えれば、これから日が伸びていきます。はじまりの日でもあります。 植物の中には、昼と夜の長さ…

喫茶店

新しくできるところはほとんどがカフェ。喫茶なになにと名付けるところはほとんどない。そして古くからある喫茶店は店を閉めてしまう。結果、喫茶店が激減しカフェが増える。 わたしはどうもカフェという名前になじめない。なんかわざとらしさを感じてしまう…

大雪

十二月七日からは二十四節季の大雪(たいせつ)です。いよいよ本格的に雪が降り出すころです。 七十二侯大雪初侯は、閉(そら)塞(さむ)く冬となる・天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころです。重たい灰色の雲におおわれた空は雪曇りと呼ばれます。 十…

小寒

十一月二十三日からは、二十四節季の小雪(しょうせつ)である。寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころでです。とはいえ雪はまださほど大きくなく、寒さもそこまでではありません。 七十二侯の小雪初侯は、虹蔵(かく)れて見えず。虹を見かけることが少…

あふれる酒

近ごろの居酒屋でよく見る光景。日本酒を常温で注文すると。お皿や升のなかに置いたグラスに酒を注ぎ、グラスからあふれても注ぎ続ける。あふれた酒は下のお皿や升にたまる。つまり、あふれた分、お皿や升にたまったお酒がおまけということになるらしい。 こ…

十五年前、十五年後

以下、単なる偶然、思いつきにすぎませんが…… ことしは二千十五年。当たり前だが、きりのよい二千年は十五年前になる。 近ごろのできごとははほとんど年号と結びついていないのだが、二千年だけはちょっと別である。なにしろ、きりのよい数字だし、世の中で…

立冬

十一月八日からは、いよいよ、というか、とうとう、というか、二十四節季の立冬です。冬の気配が山にも里にも感じられてくるころです。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れのようすが目立ってきます。 七十二侯の立冬初侯は、山茶(つばき)始めて開く。…

気になる言葉

近ごろ気になる言葉はたくさんあるが、その中からふたつ、みっつ、「させて頂きます」 丁寧な言いかたのつもりで使っているようだが、そのような違いではないだろう。 どうしてそこまで相手の意向を伺わなければならないのだ。 意向を伺うつもりはないのに、…

霜降

十月二十四日からは、二十四節季の霜降(そうこう)です。朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りてくるころです。はじめは山のほうで、十二月に入れば平野にも霜がやってきます。 七十二侯霜降初侯は、霜始めて降る。霜がはじめて降りるころです。旧暦九月十三日は…

宣伝

ふと思ったこと。 テレビ放送が始まって何十年か経つ。NHKをのぞく民放の収入は広告費だけである。番組の制作費はもちろんのこと、テレビ局の設備費や人件費もすべて広告でまかなっている。 そしていま、googleなどネットで稼いでいるところも収入源は広告費…

マイナンバー制度

マイナンバー制度が来年からはじまるようだ。ひとつの番号で個人を一元的に把握しようという制度といってよいだろう。 うまく使えば大変便利になる反面、心配事も多々ある。 まずは運用する主体が国であること。国に個人情報を握られてしまうことの危険性。…

寒露

十月八日からは二十四節季の寒露です。梅雨が冷たく感じられてくるころです。空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。秋の日は釣瓶落とし。外出時、とりわけポタリング時には気をつけなければ。 七十二侯寒露初侯は、鴻雁(がん)来る。雁が北から…

腰痛

ぎっくり腰寸前の状態にある。いや、寸前ではなく直後といったほうが適切だろう。普通にぎっくり腰では立てない、寝られない、医者にも行けないといった状態が三日ほどつづく。四日目くらいになってようやく立って歩くことができるようになる。医者に行くと…

秋分

九月二十三日からは、二十四節季の秋分。秋分は昼と夜の長さが同じになる日。この日からはしだいに日が短くなり夜が長くなり、秋が深まっていきます。秋分を挟む一週間、ことしは九月二十日から二十六日までが彼岸となります。先祖供養の日です。 七十二侯彼…

還暦過ぎると

還暦とは文字通り暦が還るということである。人生の折り返し点とも言われている。 ところで、暦はどう還るのだろうか。 数えで言うと還暦は六十一。これがどう変わるのだろうか? また、一からやり直し、なのだろうか。二度目の人生を一歳から順に繰り返して…

行き詰まったら関西のおばちゃん

境遇なり考えなりが煮詰まってしまい、どうにもこうにも身動きが取れなくなったら……。 そんな場合の解消方法はいくつかあるが、手っ取り早くて意外に効果があるのは、 大阪弁で喋ってみること、それも大阪のおばちゃんになったつもりで喋ってみること。 大阪…

白露

九月八日からは、二十四節季の白露です。大気が冷えてきて露を結ぶころです。ようやく残暑が引いていき、本格的に秋が訪れます。 七十二侯の白露初侯は、草梅雨白し。草に降りた露が白く光って見えるころです。朝夕の涼しさが、くっきりと際立ってきます。 …

盆踊り

夏祭りも終わってしまったが、八月のはじめに夏祭りがあった。 その中で、私の住む地域に限ってのことかもしれないが、盆踊りの曲が少し変わってきたことに気がついた。 かつては、盆踊りといえば、炭坑節に東京音頭、関西では河内音頭といったところが定番…

腹づつみ

ここ数年で目立って腹が出て来た。ご飯の食べ過ぎ、運動不足の結果としてはきわめて当然であろう。 それはなにもわたしに限ったころではなく、多くの老人、とりわけ自己管理能力に欠ける老人の多くに見られる現象である。老人の証でもある。などと居直っても…

処暑

八月二十三日からは二十四節季の処暑。暑さが少し和らぐころです。朝の風や夜の虫の音に、秋の気配が漂いはじめます。 七十二侯の処暑初侯は、綿柎(わたのはなしべ)開く。綿の実を包む萼が開くころです。種を包む綿毛をほぐし、綿の糸を紡ぎます。 処暑次…

柳原良平さん、ご逝去

八月十七日、柳原良平さんが呼吸不全のため、お亡くなりになられました。享年八十五(数えです)。お誕生日も八月十七日のようですね。 多彩なかたでした。 出発はサントリーの宣伝イラスト。同僚に開高健や山口瞳がいた時代です。アンクル・トリスはキャラ…

根岸・南千住・浅草

やや昔の話になってしまったが、梅雨明け、猛暑の七月末に東京の右側を歩いてきた。 出発は当たり前のように根岸、すなわちJR山手線の鶯谷駅。細かいことは飛ばして、まずは、薪を背負わず本も持っていない二宮金次郎さんを眺め、 これを見ないとおさまらい…

立秋

酷暑きびしき毎日、なぬーっと言いたいところだが、八月八日からは、二十四節季の立秋です。 はじめて秋の気配がほの見えるころです。暑い盛りですが、これ以降は夏の名残の残暑といいます。季節の挨拶も、暑中見舞いから残暑見舞いに変わります。 七十二侯…

等々力渓谷

間が空いてしまいましたが、九品仏のつづきです。七夕の日のことです。 浄真寺のある九品仏駅から二駅歩くと等々力駅。自由が丘からもわずか三駅です。 九品寺こと浄真寺にお参りしたあと、等々力渓谷を歩きました。町中の道路を下るといきなり渓谷が現れま…

蝉時雨

さっき気がついたのだが、向かいの公園からセミの声が聞こえている。どうも、きょうはじまったことではなさそうだ。数日前から鳴いていたようだ。気がつかなかったのはなぜ? しゃ〜〜〜っという声はクマゼミだろうか。 ジージージーというアブラゼミのこえ…

大暑

七月二十三日からは二十四節季の大暑です。一年でもっとも暑いころ。 七十二侯大暑初侯は、桐始めて花を結ぶ。桐の花が梢高く、花を咲かせるころです。 あまり暑いので、職人や大工が仕事場の三尺ほどのスペースで横になって昼寝をします。これを三尺寝とい…

九品仏

少し前のことになりますが、七月七日七夕の日に、七夕とは関係なく、世田谷の九品仏(くほんぶつ)こと浄真寺に行きました。 人気スポット自由が丘の隣り、歩いてもすぐのところにこんなところがあるとは思ってもいませんでした。広々とした境内は緑に覆われ…

小暑

七月七日からは二十四節季の小暑となります。梅雨が明けて、本格的に夏になるころです。この小暑から履修までが〝暑中見舞い〟の季節だとか。七十二侯の小暑初侯は、温風至る。夏の風邪が熱気を運んでくるころです。温風というと暖かい風と思ってしまいます…

ブログ・タイトルを変えました

環境が変わり、隠居への道中ではなく、すでに隠居そのものになっています。これに合わせて、このブログもいろいろと変更しようと思っているのですが、なかなか重い腰があがりません。 とりあえず、タイトルだけ変更しました。もちろんこれは、蘆花徳富健次郎…