2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小寒

十一月二十三日からは、二十四節季の小雪(しょうせつ)である。寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころでです。とはいえ雪はまださほど大きくなく、寒さもそこまでではありません。 七十二侯の小雪初侯は、虹蔵(かく)れて見えず。虹を見かけることが少…

あふれる酒

近ごろの居酒屋でよく見る光景。日本酒を常温で注文すると。お皿や升のなかに置いたグラスに酒を注ぎ、グラスからあふれても注ぎ続ける。あふれた酒は下のお皿や升にたまる。つまり、あふれた分、お皿や升にたまったお酒がおまけということになるらしい。 こ…

十五年前、十五年後

以下、単なる偶然、思いつきにすぎませんが…… ことしは二千十五年。当たり前だが、きりのよい二千年は十五年前になる。 近ごろのできごとははほとんど年号と結びついていないのだが、二千年だけはちょっと別である。なにしろ、きりのよい数字だし、世の中で…

立冬

十一月八日からは、いよいよ、というか、とうとう、というか、二十四節季の立冬です。冬の気配が山にも里にも感じられてくるころです。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れのようすが目立ってきます。 七十二侯の立冬初侯は、山茶(つばき)始めて開く。…

気になる言葉

近ごろ気になる言葉はたくさんあるが、その中からふたつ、みっつ、「させて頂きます」 丁寧な言いかたのつもりで使っているようだが、そのような違いではないだろう。 どうしてそこまで相手の意向を伺わなければならないのだ。 意向を伺うつもりはないのに、…