2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏至末候

七月二日からは、七十二侯の半夏生ず(はんげしょうず)。半夏(からすびしゃく)が生えはじめるころです。田植えを終わらせる、農事の節目とされています。 からすびしゃくはウラシマソウに似た釣り竿を持つサトイモ科の多年草で、ハンゲショウとは別の植物…

夏至次候

六月二十七日からは七十二侯の、菖蒲(あやめ)華さく。あやめが花を咲かせるころです。この花が咲いたら、梅雨到来の目安でした。 初夏、あおあおをした木々の葉に振りたまった雨が、ぱたぱたと落ちてくることを「青時雨」といいます。また、新緑の上をびゅ…

夏至初侯

六月二十一日は夏至、一年でもっとも日が長く、夜が短い日です。これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。 七十二侯の夏至初侯は、乃東枯(なつくさかれる)。うつぼぐさの花穂(かすい)が黒ずんで、枯れたように見えるころです。うつぼぐさの…

芒種末候

六月十六日からは七十二侯の、梅子(うめのみ)黄なり。梅のみが熟して色づくころです。 そろそろ梅雨入りでしょうか。 暦日の六月第三日曜は、父の日です。 出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)

芒種次候

六月十一日からは七十二侯の、腐草(ふそう)蛍と為る。蛍が明かりをともし、飛び交うころです。昔の人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそうです。 六月の田植えの時期には、全国各地で、田の神さまに豊作を祈る祭りが行われます。 出典 白井明大…

芒種初侯

六月六日からは二十四節季の芒種、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころです。稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)といいます。 七十二侯の芒種初侯は、蟷螂(かまきり)生ず。カマキリが生まれるころです。そろそろ傘や長靴が活躍する時期でもありま…