2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

霜降次候 10/28〜

十月二十八日からは七十二侯の、霎時施す(しぐれときどきほどこす)。時雨が降るようになるころです。 始めて降るのが初時雨、ひとところだけに降る片時雨、横なぐりの横時雨、また降る時刻により朝時雨、夕時雨、小夜時雨など。その秋の初時雨は、野山の生…

霜降初侯 10/23〜

十月二十三日からは二十四節季の霜降、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りてくるころです。 霜降初侯は、霜始めて降る。霜がはじめて降りるころです。農作物のとって霜は大敵です。 出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)

寒露末候 10/18〜

七十二侯の寒露末候は、蟋蟀(きりぎりす)戸に在り。キリギリスが戸口で鳴くころです。 十月二十二日には鞍馬の火祭が行われます。かがり火を焚いた街中を、松明を持って練り歩く由岐(ゆき)神社の例祭です。 旧暦九月十三日は十三夜。後の名月とも呼ばれ…

寒露次候 10/13〜

十月十三日からは七十二侯の。菊花開く。菊の花が咲きはじめるころです。 旧暦九月九日(新暦では十月十七日)の重陽の節句に摘んだ菊の花びらを、乾かして詰め物にし、菊枕(きくまくら)にします。菊の香り漂う寝心地に、恋する人が夢に現れるともいわれ、…

寒露初侯 10/8〜

十月八日からは、二十四節季の寒露。露が冷たく感じられてくるころです。空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。暦に「寒」も文字が現れてきました。 七十二侯の寒露初侯は、鴻雁来る(がんきたる)。雁が北から渡ってくるころです。その年初めて…

秋分末候 10/3〜

九月二十八日からは七十二侯の秋分次候、水始めて涸(か)れる。田から水を抜き、稲刈りに取りかかるころです。たわわに実った稲穂の〝収穫の秋〟まっただなかです。 出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)