2013-01-01から1年間の記事一覧

年末

ことしもあとわずかでおしまい。いろいろとあったようでもあり、なかったようでもあり。冷静に考えれば、取り立てて言うほども変化はなかったように思います。 これを停滞と言うのでしょうか、それとも安泰。 残り少ない人生、できるだけやり残しの後悔をし…

冬至

二十四節季、新暦では最後の冬至です。一年でもっとも昼が短く、夜の長いころです。 七十二侯冬至初侯は、乃東(なつかれくさ)生ず。うつぼぐさの芽が出てくるころ。冬至といえば柚子湯。鮪が旬です。千両は葉の上に、万両は葉の下に実をつけます。 次候は…

シャッター

カメラのシャッター。あれはなぜシャッターというのだろうか? カメラの仕組みを超簡単に言えば、レンズがあって、そこを通った光がフィルムを感光(記録)させる、デジタルの場合は、CCDに記録させる、ということになる。 でも、それだけではだめ。これ…

大雪

二十四節季の大雪です。いよいよ本格的に雪が降り出します。都心では雪は見ないでしょうが。 七十二侯大雪初侯は、閉(そら)寒く冬と成る。天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ。重たい灰色の雲におおわれた空は雪雲(ゆきぐもり)と呼ばれます。ぶりが…

足の爪を切るのが難しくなってきた

以前はまったく気にしたことがなかったが、最近、足の爪をきるのが難しくなってきた。爪を切る位置まで腕が伸びないのだ。無理に伸ばすと、太ももやら、脇腹がつりそうになる。また、どうにか腕が届いても変な姿勢になってしまい、うまく見えなくなってしま…

小雪

二十四節季もいよいよ大詰め、小雪(しょうせつ)です。寒さが進み、そろそろ雪が降りはじめるころ。とはいえ、ゆきはまださほど大きくなく、寒さもそこまでではありません。 太平洋側ではまだ雪はないでしょうね。寒さもそこそこ……であってほしい。できれば…

死んでいるところを見られたくない

自分ではどうにもならない姿はあまり他人に見られたくない。うっかり転んで、打ち所が悪くて刹那的にではあるが動けない状態にあるとき。入院していて、治療器具で拘束されているとき。こんな姿はあまりひとには見られたくない。 その最たるものが死んでしま…

立冬

二十四節季の立冬。いよいよ冬です。冬の気配がそこかしこに感じられます。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れの様子が目立ってきます。 七十二侯立冬の初侯は、山茶(つばき)始めて開く。「つばき」とかなをふりましたが、「さざんか(山茶花)」のこ…

さきに死ぬことが悔しい

人生も大詰めに近づいて、わかってきたことがある。といっても、おおげさなことではない。それは、先に死ぬのが悔しいということ。 他人の人生、うらやましいと思ったり、ときには妬みを感じたりすることもあるが、そのひとが先に死んでしまえばそこでうらや…

霜降

二十四節気の霜降(霜降)。朝夕にぐっと冷え込み、霜が降るころのこと。 七十二候霜降り初侯は、霜はじめて振る。文字通りです。ほっけ、とんぶりが旬で紫式部の実が紫に染まり、ひよどりの声が聞こえます。 次候は、霎時施す。「しぐれときどきほどこす」…

エイ

当たり前のことだがさかなはいろいろな形をしている。太ったさかな、スマートなさかな、いかにも早そうなさかな、やたら口のでかいさかな、細長いさかな、などなど。違いを探していけばキリがない。 が、違いはあるものの、大局的に見ればみな同じ形になる。…

甘露

二十四節気の寒露。露が冷たく感じられてくるころである。空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。秋の日の釣瓶落とし。日が傾いてきたかなと思うと、あっという間に空が茜にそまり、日が沈んでしまいます。散歩や自転車では帰路につく時間に要注…

さざえさん、ののちゃん的時間

漫画のさざえさんやののちゃんは歳をとらない。季節感はあり、一年のなかでは成長しているのだが、一年のどこかで元にもどってしまう。 新学期が始まり、夏休みがあり、クリスマス、正月があって、また新学期になると前と同じ学年である。 サザエさんを読み…

四十肩、五十肩

四十代の頃、世間並みに四十肩に煩わされた。肩というより、二の腕に痛みを感じた。頭より上に上がらなかったり、ある角度になるとピリッと痛みが走ったりした。 不調はかなり長い間続いた。二年くらいだったかも知れない。しかし、まあ、そのうち、なんとか…

秋分

二十四節気の秋分です。昼夜の長さが同じになる日です。冬至から数えて、春分、夏至、秋分と一年の四分の三が過ぎたことになります。時が経つのは早いものです。 七十二候秋分の初侯は、雷乃声を収む。夕立に伴う雷が鳴らなくなるころです。雲も入道雲から鰯…

2020東京オリンピック

2020年オリンピックの開催地が東京に決まってしまいました。やれやれ。 まあ、なげいたばかりいてはしょうがないので、せっかくだからこれを機に、 ◆原発の全面廃止 ◆1964東京大会のときに建造した目障りな高速道の撤廃ないし移設。 たとえば、日本橋の上な…

白露

二十四節気の白露です。白露とは、大気が冷えてきて露を結ぶころのこと。ようやく残暑が引いていき、本格的に秋が訪れてきます。先週は雷、竜巻、豪雨と荒天が続きましたね。 七十二候白露初侯は、草の露白し。草に降りた露が白く光って見えるころ。朝夕の涼…

処暑

二十四節気の処暑。暑さが少しやわらぐころ。朝の風や夜の虫の声に、秋の気配が漂い出します。 七十二侯処暑初侯は、綿柎(わたのはなしべ)開くころ。柎は実を包む萼(がく)のことです。綿毛をほぐし、綿の糸を紡ぎます。すだち、かさごが旬。富士山のお山…

すでに死んだ人

既に死んだ人を不憫に思う。死んだ人の年齢ではない。死んだときの暦である。私より先に死んだ人、つまり、現在より前に死んだ人が不憫でならない。たとえ、九十、百まで生き、大往生した人であっても、すでに亡くなっているということで、不憫に思う。〝人…

立秋

まだまだ暑い日が続くけれど、季節は着実に巡り、二十四節季では立秋となる。夏が終わり、秋の始まりである。初めて秋の気配がほの見えるころである。なお、これ以降の夏の名残は残暑というとのこと。暑中見舞いから残暑見舞いへと変わる時期である。 七十二…

きょうの鳴き声

きょう、気がついた鳴き声。 セミ。気がついたら、ミンミンゼミの大合唱が圧倒的になっている。終戦記念日のイメージはアブラゼミなんだけど(終戦の日はまだ生まれていないので、あくまでも想像ですが)、ことしはもうミンミンゼミ。うん? 去年はどうだっ…

大暑

大暑(たいしょ)。見るからに暑そうな名前ですね。一年でもっとも暑い季節です。二十四節気、小暑の次はお約束の大暑なり。 七十二候大暑初侯は、桐始めて花を結ぶころです。隅田川の花火大会があります。江戸の風物花火はここへきてますます人気が上がって…

あっぱれ野田前総理!?

参議院選挙が終わった。結果は予想通り、といってよいのではなかろうか。 自民党圧勝の最大の功労者はなんといっても民主党の野田前総理だろう。 総理とした彼のやったこと。一見すればそれは決して許してはならない滅茶苦茶ではあるが、綿密に計算されたシ…

プチ熱射病

真夏の昼日中、街あるきを敢行、というか断行、というか愚行。 35度を越える猛暑のなか、六時間強、三万歩というかなり過激な散歩をしてしまった。水分補給には十分気をつけたつもり。ちゃんと帽子も被っていた。途中、なんどかトイレで顔を洗い、頭を濡らし…

小暑

二十四節気の小暑。「しょうしょ」と読みます。梅雨が明けて本格的に夏になるころ。この小暑から立秋になるまでが、暑中見舞いの時期だそうです。因みに立秋以降は残暑見舞いです。 書いてからびっくり、もう梅雨明け!? 雨の記憶に乏しいことしは空梅雨だ…

なんかヘン、都議選の報

都議選の結果を報ずる朝日新聞を見てびっくり。 〝自民59 公明23 維新2 みんな7 その他21 民主15〟となっているではありませんか。 なんかヘン!? すごくヘン!? 17議席を得た共産党の名があありません。 自民、公明についで第三位の党の名がありません。その…

夏至

冬至に始まる太陽太陰暦の折り返し点、すなわち冬至の真反対の夏至である。夏至とは、昼の時間が一番長い特定の一日であると同時に、二十四節気のひとつでもある。 夏至がくればいよいよ夏の始まりである。ということなのだが、あれっと思ったのは、二十四節…

体調やや不良

この一週間咽が痛い。痰がこびりついているような感じ。それが全部剥がれたら楽になるような気がする。真偽のほどはわからないが、年に何度か見舞われる〝いつもの〟痛みのようだ。 その痛みがありながら、外出ついでに山間の公園を二時間ほど歩いてきた。園…

芒種

六月に入ればすぐに、二十四節気の芒種である。「ぼうしゅ」と読む。 朝方に現れる、植物の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)というそうです。そして、芒種というのは、稲や麦など〝穂〟の出る植物のタネを蒔くころのこと。田植えの気節です。 七十二候…

極楽は極楽か?

生前の行いの良かった人間は死んでから極楽へ行くといわれている。あるいは、どんなに悪行に手を染めようとも、念仏を唱えれば極楽へ行けるとも言われている。極楽に行けば、毎日なにもせず、ゆったりのんびり過ごすことができる。 でも、でも……。よくよく考…