小暑

 二十四節気小暑。「しょうしょ」と読みます。梅雨が明けて本格的に夏になるころ。この小暑から立秋になるまでが、暑中見舞いの時期だそうです。因みに立秋以降は残暑見舞いです。

 書いてからびっくり、もう梅雨明け!? 雨の記憶に乏しいことしは空梅雨だったのでしょうか?

 七十二候初侯は、温風至る侯。夏の風が熱気を運んできます。温風などという生やさしいものではないですね。熱風です! なお、梅雨明けごろに吹く風を白南風(しらはえ)と呼ぶそうです。七夕、ほおずき市もこの侯ですね。旬のさかなはこち。

 次候は蓮始めて開く侯。アゲハチョウが現れ、かれい、とうもろこしが旬を迎えます。

 旧暦の日にちを新暦に置き換えれば、迎え火や藪入りでもあります。なんかぴんとこない感もしますが。かといって、単純に一ヶ月遅らせて、旧暦だというものちょっと変ですが。

 末候は鷹乃学を習う侯、鷹の雛が飛びかたをおぼえるころ、だそうです。土用の入りです。ということでうなぎの季節でもあります。ことしはまだ食べられるのでしょうか?

  出典 白井明大・有賀一広『日本の七十二候を楽しむ』(東方出版