2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

穀雨末候

四月三十日からは七十二侯の、牡丹華さく。牡丹の花が咲き出すころです。 五月二日は、立春から数えて八十八日目の夜、八十八夜です。 五月の初めに不意に冷え込む夜があって、霜が降ったら農作物が大変です。この時期の霜は、八十八夜の忘れ霜と言われてい…

穀雨次候

四月二十五日からは七十二侯の、霜止んで苗生ず。霜のおおいがとれ、すこやかに苗が育つころです。 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降るような順調な天気を「五風十雨」と言います。ここから転じて、世の中が平穏無事であると意味も持ちます。 出典 白井…

穀雨初侯

四月二十日からは二十四節季の穀雨。 たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころです。この季節の終わりには、夏のはじまりを告げる八十八夜がおとずれます。 この時期にはさまざまな雨の名あります。作物にとっての恵みの雨を穀雨、穀物を育む雨を瑞雨、草…

清明末候

四月十五日からは七十二侯の、虹始めて見る。春の雨上がり、空にはじめて虹がかかるころです。 中国では、清明より手間に摘んだ茶葉を「明前茶(めいぜんちゃ)」とよび、清明のころに摘んだ茶を「雨前茶(うぜんちゃ)」と呼んでいます。なお、春分の前に摘…

清明次候

四月十日からは七十二侯の、鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)。日が暖かくない、雁が北へ帰っていくころです。 秋に雁が海を渡ってくるとき、海辺に浮かべて休むために小枝をくわえてきます。次の春には同じ枝をくわえて、北へ帰って行きますが、浜にはま…

清明初侯

四月五日からは二十四節季の清明です。すべてのものが清らかで生き生きとするころです。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。 七十二侯の清明初侯は、玄鳥至る(つばめきたる)。海を渡って、つばめが南からやってくるころです。…