2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小満末候

五月三十一日からは七十二侯の、麦秋(ばくしゅう)至る。麦が熟して、収穫するころです。 新暦では六月と十月に衣替えが行われます。平安時代には四月と十月に更衣という名で行われていました。昔のほうが夏が長かったようです。 刈り取りを待つ麦畑は一面…

小満次候

五月二十六日からは七十二節季の、紅花(べにばな)栄う。紅花が一面に咲くころです。 昔は露のことを五月雨(さみだれ)と呼んでいました。旧暦の五月に降る雨だったからです。なのでその時期のどんよりとした雨雲を、五月雲と呼び、雨続きの日がふっと切れ…

小満初侯

五月二十一日から二十四節季の小満(しょうまん)です。いのちがしだいに満ち満ちてくるころです。 七十二侯の小満初侯は、蚕起きて桑を食う。蚕が、桑の葉をいっぱい食べて育つころです。 この時期にあたる旧暦四月には、木の葉採(と)り月という別名があ…

立夏末候

五月十六日からは七十二侯の、竹笋(たけのこ)生ず。たけのこがひょっこり出てくるころです。 ということなのですが、ことしは四月中旬くらいが旬だったような気がします。 また、五月十五日は京都の葵祭の日でもあります。 出典 白井明大=文・有賀一広=絵…

立夏次候

五月十一日からは七十二侯の、蚯蚓(みみず)出ずる。みみずが土の中から出てくるころです。 五月第二日曜は母の日です。外来の催しですから新暦で良いでしょう。今年の第二日曜は十三日です。 出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東…

立夏初侯

五月五日は二十四節季の立夏です。しだいに夏めいてくるころです。 七十二侯の立夏初侯は、蛙始めて鳴く。野原や田んぼで蛙が鳴きはじめるころです。 暦日の五月五日は端午の節句です。因みに今年は、旧暦の五月五日は新暦では六月十八日になります。 出典 …