穀雨次候

 四月二十五日からは七十二侯の、霜止んで苗生ず。霜のおおいがとれ、すこやかに苗が育つころです。

 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降るような順調な天気を「五風十雨」と言います。ここから転じて、世の中が平穏無事であると意味も持ちます。


  出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)