近ごろの体調

 ことしの春先まで大いに悩まされた肩凝りは霧散した。完全隠居の成果だろうか。そんなに肩の凝る仕事をしていたようには思えないのだが。

 マグネシウムとカルシウムの錠剤を常用するようになってから、脚がつりそうになることもほとんどなくなった。

 かわって最近の悩みは三つ。

 もっとも申告なのは肺機能。日常的には不便を感じることはほとんどないのだが、のぼりがいけない。ハイキングコースの上り坂や神社仏閣の石段で立ち止まり動けなくなってしまう。息苦しさを感じるわけではないのだが、とにかくからだが停止してしまうのだ。そのあと、頭がしびれてくることもしばしば。たまたま回復の時期に当たったのかもしれないが、帰宅後の頭痛薬と酸素吸入で復活。

 つづいては、頻尿、細尿、残尿。頻尿に関しては、昼はそんなことはないのだが、夜布団にはってから烈しくなる。これは生来の寝付きの悪さに起因する精神的なものかもしれない。ただし、残尿は確かにあって、夜何回トイレに行こうとも行けば必ず出る。出の細さと切れの悪さは相当に昔からはじまっている。最近になって、ノコギリヤシの錠剤をのみはじめたが、その成果は現れているような、そうでもないような……。

 三つ目は脚の筋肉疲労。最近になって、結構重たい靴を履くようになった。これが原因だと思っている。この靴を履いてあるいたあと、両脚のもも、とくにその付け根に筋肉疲労を感じるようになった。さらに悪いのは、右膝に抜けるような痛みを感じるようにもなった。靴を変えれば、歩いてもももの痛みはあまり出ないが、膝は痛くなる。筋肉が劣化しているのだろう。みかたを変えれば、思い靴を履くことによって、筋肉が鍛えられるかもしれない。いや、その前に筋肉がいかれてしまうかもしれない。さて、どっちなんだろう。未知の老化現象との様子見である。