盆踊り

 夏祭りも終わってしまったが、八月のはじめに夏祭りがあった。

 その中で、私の住む地域に限ってのことかもしれないが、盆踊りの曲が少し変わってきたことに気がついた。

 かつては、盆踊りといえば、炭坑節に東京音頭、関西では河内音頭といったところが定番でした。

 いま、このあたりで一番の人気は、「血液ガタガタ」。なんとも品のない、思いつきみたいな題名であり、歌詞もそうなのだが、妙に人気がある。確かに印象的で記憶に残る(残ってしまう)曲ではあるが。

 〝ガタガタ〟とか〝血液ガタガタ大好き〟と染め抜いたT シャツを着た女子中学生がやたら切れの良い踊りを披露していたりもする。その他、ふつうの(?)大人や子どもも、この曲になると勢いが良くなり、大きな動きで踊りはじめる。

 盆踊りの〆は当然この曲。しかもアンコール五六回は当たり前。

 盆踊りの新顔は久しぶりのことではなかろうか。はたしてこの人気いつまで続くことやら。たぶん続くでしょうね。定番の一画に入りこむでしょうね。いつまでトリをつとめるかはわかりませんが。