白露

 九月八日からは、二十四節季の白露です。大気が冷えてきて露を結ぶころです。ようやく残暑が引いていき、本格的に秋が訪れます。

 七十二侯の白露初侯は、草梅雨白し。草に降りた露が白く光って見えるころです。朝夕の涼しさが、くっきりと際立ってきます。

 そして、暦日九月九日は重陽節句、菊の節句です。

 萩、すすき、葛、なでしこ、おみなえし、藤袴、桔梗は秋の七草

 白露次候は、鶺鴒(せきれい)鳴く。

 そして末候は、玄鳥(つばめ)去る。南に戻っていきます。