あるじなきサイト
個人サイトやブログ、ツイッター、SNSなどなど。やっているひとは数え切れないほどいる。
これだけいれば、亡くなる人もいる。亡くなったらそれらはどうなるか。どうもならない。そのまま存在する。そんな幽霊サイトや幽霊ブログ、幽霊ツイッター、幽霊SNSはどれくらいあるだろうか。これも数え切れないほどあることだろう。
だれか本人の死を知って、そのことを書き込んでくれればよいのだが、なかなかどうしてそうはならない。
更新の止まったサイトなどはたくさんある。それらを見るたび、そこは放置されているだけなのかもしれないが、もしかしたら作者が亡くなってしまったのではなかろうか、と勘ぐってみたりする。案外、当たっているような気もする。
ネットがまだまだ普及していないころ、知人が個人サイトを作っていた。「頭が痛い」「オズワルドに撃たれたような痛みが頭をはしる」「頭の中で像が暴れている」と頭痛を訴える書き込みが続いた後、ぴたっと止まってしまった。どうしたのだろうかと不審に思っていたら、しばらくしたら本人の死亡を知らされた。脳溢血だっただろうか。
そんな経験もしたので、更新の止まっているサイトを見ると、余計な心配をしてしまう。