脚の不調・その後

 脚の不調は改善されることなく相変わらずである。その原因についても良くわからないままである。まあ、あっさりと行ってしまえば、〝加齢による衰退〟のひとことで済んでしまうのだろうけれど、それではあんまりだ。

 とうことで素人診断を行ってみる。知識も根拠もない、まったくの推測である。

 まずは足首。ある角度に曲げるとピリッと痛みが走る。ときに、勝手にピクピクと痙攣することもある。これは、慢性捻挫のあげくの果てであろう。これといった治療法もなさそうだ。残念ながら。

 ふくらはぎ。これはつい最近意識するようになった。以前は軽く伸びをしただけでつりそうになったが、これはなんとか治まっている。カルシウムとマグネシウムを常用しているおかげと思っている。で、いまの問題はこれではない。ちょっと歩いただけでだるくなるのだ。だらだらと三十分も歩くと症状がでてくる。どうやら、すぐに筋肉が固まってしまうようだ。ストレッチングでアキレス腱を伸ばすとあっさりと回復する。ということで早めのストレッチでなんとかしのげそうだ。抜本対策ではないけれど。

 膝。階段の下りもさして困難ではない。まあ、ちょっと油が切れた感じでぎくしゃくしたところはあるけれど。これこそ加齢現象、老衰である。下りはそのうち、もっときつくなってくるだろうけれど、いまは別の不調が現れている。足首どうように、ある角度にすると痛みを感じるのだ。ただ、足首のように、どうすれば痛くなるのか把握はできていない。たまたまどうにかすると痛みを感じるといった感じだ。困ったことに痛いのは痛いのだが、どこが痛いのかよくわからない。なので手の打ちようがない。将来、大事に発展しそうなので気を付けなければ。

 大腿部。だるさを感じる。こちらは一時間ほどであろうか、それくらい歩いていると脚が上がらなくなってくる。これは多分、筋肉疲労もしくは筋肉の劣化。もしかしたら鍛えれば少しは改善されるかもしれない。ただし、保証はない。しかもどうやって鍛えれば良いのか名案がない。そういうと、えっと思われるかたがいらっしゃるかもしれない。そう、普通ならスクワットやら四股などいくつかの対策がある。ただし、わたしの場合、肺に爆弾を抱えており、あまり負担を掛けたくない。酸素を使わないで筋肉を鍛える方法、それを捜さねばならない。ひとつ思いつくのが、ゆっくりでいいから、脚を引きずりながらでも、たくさん歩くこと。いや、これ効果あるのだろうか。脚が痛くなるのは間違いないが。その痛みが次の痛みを和らげてくれるかどうか、難しいところである。

 と、初めての老いの経験、いろいろな不具合、不都合を抱えて、さらに暗部に突入していく。さて、どうなることやら。