大寒

 一月二十日。旧暦では師走の一日です。この日からは二十四節季の大寒となります。一年でもっとも寒さが厳しいころとなります。二十四節季の最後です。冬至と同様に見方を変えれば、日がしだいに長くなり、春へ向かう季節でもあります。

 また、一月二十日は二十日正月。正月の祝い納めの日として仕事を休むならわしがあったようです。残念ながら今では、というか、これまでもわたしの人生で、この二十日正月を意識したことはありませんでした。

 お地蔵様の縁日は毎月二十四日なので、一月二十四日はその年最初の縁日、初地蔵と呼ばれるそうです。

 二十日正月があれば、三十一日は晦日正月。松の内に年始回りできなかった家に正月最後のあいさつに訪ねる日でもあるそうです。

 というわけで、一年でもっとも厳しい時期を迎えます。そして、春のはじまりでもあります。