みぎ、ひだり

 経年効果、加齢効果なのかもしれないが、からだのみぎとひだりとで、いろいろと違いを感じるようになってきた。

 首、肩、腰。ある手順で、伸ばしたり、曲げたり、捻ったりすると、ボキボキ音がするのは右ばかりである。同じことをやっても左は音がでない。

 偏頭痛や鼻づまりはもっぱら左である。とりわけ左の鼻がつまると、まもなく、左のおでこがズキズキして偏頭痛がはじまる。

 肺は左が悪いと思っていたら、予想に反して、右が先にいかれてしまった。いや、これは右だからあの程度ですんだのかもしれない。左がいかれるときは帰還の余地のない末期だったりして。

 いずれにせよ、左右でバランスがとれないのは良いことではない。右と左、最初から違っていたのだろうか。それとも、右と左の使用頻度が使いかたが違っていたために、減りかた壊れかたが違ってきたのだろうか。いまさら、どうすることもできないけれど。

 動物界では左右対象の個体が子孫を残す確立が高いらしい。まあ、いまから子孫を作ることはないから、どうでもいいか(笑)。