便所スリッパ

 なにげなくそうしていることなのだが、ちょっと考えるとなぜそうしているのかわからないことがある。たとえば、
 
 存在意義のわからないもののひとつにトイレのスリッパがある。

 なぜ、トイレに入るのにスリッパやサンダルに履き替えるのか。その理由がわからない。

 といっても、最近は履き替えずに入れるところが多くなっているが、それでも頑固にスリッパを置いてあるところがある。

 典型的なところのひとつは、まずは和風旅館の共通トイレ。廊下を歩くためのスリッパがあり、トイレにはいるときはトイレに備え付けのスリッパに履き替える。

 もうひとつの典型はなんと一般のご家庭。トイレにスリッパを置いていませんか。

 トイレの床って汚いものなんでしょうか。ご家庭のトイレの床はいかがですか。とりわけ汚れているわけではないでしょう。ではなぜ、スリッパを履き替えるのか。わかりませぬ。単なる習慣なのでしょうか。