民主党についての勘違い

 民主党の政策を見ていて腑に落ちないことが多い。

 なのだが、よくよく考え見たら、腑に落ちないのはわたしの側で誤った思い込み、勘違いしていたことに気がついた。

 〝保守〟自民党の対抗政党だからという理由で、民主党のことを勝手に〝革新〟政党、〝リベラル〟な政策と思いこんでいたのだ。

 これはとんでもない大間違い。保守の対抗だからといって革新とは限らない。まさに民主党がそうである。かつての社会党から参加した議員もいるがむしろそれは少数。自民党から流れてきた議員が主流だろう。中には、自民党では芽が出そうにもないので、それが最大の理由で民主党に変わった議員も少なくはないだろう。二党の違いは、政策・主義主張ではなく、人事の違いと言って良いかもしれない。

 であれば、革新であろうはずはない。原発を推進する勢力が多数を占めたり、消費税引き上げを持ち出したり、沖縄の基地問題の抜本的解決に興味がなかったり、八ッ場ダムが後戻りしても何ら不思議はない。

 そんなことがわかってしまうと困ってしまうばかりで、一向に前進できないのだが。上に挙げたのとは反対の政策を期待したい場合、だれに頼めば良いのやら。困ったもんだ。