捨てどき
そろそろ捨てどきを考えなければならない時期に来ている。
ひとに見られたくないものを少なからず保有している。死後、他人に見られたくないものである。こんなもの、持っていたのかといって、卑下されるような代物である。
ぼちぼち処分していこうかとも思うし、まだ、見ることがあるような気もするし、捨てる時期が難しい。
思い切って捨ててしまっても、特に不自由はないが、折角集めたのにもったいない気もする。
死んだあとの評判なんてどうでも良いような気もするし、いっぽうではできるだけ綺麗に死にたいという気持ちもある。
判断の難しいところだ。
捨てようと思っても、からだがいうことをきかず、残してしまい、見つかってしまう。どうもそんな風になってしまいそうな気がしてならない。