認知症

 わたしも遠からずお仲間入りするであろう「認知症」。

 なのだが、どうもこの言葉に抵抗がある。

 物事を認知できない症状なのに「認知症」とはこれ如何に? 逆に、必要以上に物事を認知できてしまう症状のように感じてしまう。

 なんとか症候群というのもよくわからない。こちらは本当にわからない。それが正しい表現なのかも知れない。のだが、どうもなじめない。そもそも「症候」という語の意味するところがわからない。「群」というのもわからない。「(原因が多岐にわたるかもしれないが)同一の症状(症候)を示す病気の集合」とでも考えれば良いのだろうか。あれっ、そうでっち上げてみると、これで良いようにも思われてきた。おっと、だからといって病気が解決したことにはならない。ん? 症候群とはそれも含めてそういうものなのだろうか。

 こんなしょうもないことを考えていると、ぼける閑もありません。手なことを行っているうちに認知症になってしまうのだろうな……。