これから先

 近ごろ、特に理由はなさそうだが、これから先のことを思うに当たって、75歳くらいまでは衰えながらもほぼ現状のまま、そして、85歳くらいまでは生きているんじゃないかな、と予想している。

 四十代後半のころは、人生の残り時間がなくなってしまうとかなり焦っていた。

 かつての定年年齢である五十五歳前後は早く楽になりたいと焦りまくっていた。焦るばかりでなく、そういう風にもしてしまった。その結果については、いまになってかなり後悔している。

 なんだろうなあ、六十過ぎて、まだまだ、ジタバタしている。それが面白いともいえるが、でもこれは負け惜しみだわな。やはり年相応に、枯れてゆったり考えたいものだが、なかなかそうならない。なぜだろう?