東北地方太平洋沖地震

 ひとが死ぬとはどういうことか、ということについて少し思いついたことがあり、ここに記そうと思っていた矢先に大地震が発生した。死についてはあとまわしにして、地震についてちょいとひとこと。

 阪神淡路のときは、報道で見るばかりで地震その物を体感することはなかったが、今回は我が生涯最大であろう揺れも経験した。

 地震の規模も観測史上最大級だそうだが、加えて津波が発生し、津波による災害は地震直接の災害を上回っているような気がする。さらにおそろしいのが原子力発電所の事故。これはまだ全容が見えていない、あるいは発表されていない。重大災害に繋がらなければよいのだが。

 電力も不足するようで、輪番式の停電も決まったようだ。地震そのものは天災だが、電力不足は原発を有力な勢力としてしまった施策の誤りだろう。今回の事故およびその対策で福島の再開は見込めないようなので、この際、基本方針をしっかりと考えて貰いたい。

 最後になってしまいましたが、被災された方々へ謹んでお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧をお祈りいたします。