年金が少ないのも無理はない……
どう見ても厚生年金の受給額が少ない。
むろん、収入が少なかったのだから、収入比例額が少ないのは当たり前。そこまではわかっていた。
ふとしたことから、もうひとつの大きな原因に気がついた。それは、早期に勤めを辞めてしまったこと。ひとより三年も早く止めてしまったことにより、毎月・毎年の収入が少ないことに加えて、生涯収入まで大幅に減じてしまった。年金額が少ないのも無理はない。
しかも、わたしのような低所得者は、雇用延長して六十五まで働くのが当たり前の風潮のよう。となると、世間様と比べて八年も在職期間が短くなってしまう。もともとのベースが低い上に、通算期間まで少ないとなれば、年金受給額が比べものにならぬほど低くなるのは当たり前。
とまあ、こんな当たり前のことに今ごろ気がつくなんて……。老後の資金について、もっとちゃんと考えてから行動すべきだったね。今更言っても遅いけど。
きちんとした会社に行っていればそんなことも教えてくれたのだろうけど、なにしろあの会社では、と嘆いても救い無し。