三日いなかっただけで

 最近は、毎日の日課というものが自然に出来上がり、同じように週一回やること(日課に対して週課と呼んでいる)も自然に決まってきた。

 一見、計画的で好ましいことのようにも思えるが、いっぽうでは
私的な世界にも予実管理のようなものがはびこり、義務感ばかりが増え、自由で気ままな生活から遠ざかってしまうことにもなってしまう。

 その予実管理であるが、どうも遅れ気味、日課の遅れを週末にようやく取り戻しているのが現状である。なので、週末は、本来の日課、そして週課のほかに、先送りされた事柄の消化にもつとめなければならない。といった状況に陥ってしまい、ちかごろの週末は味気ないものと化してしまった。

 そんな状態なのだが、体育の日に繋がる三連休に泊まりがけで子どもの家に行き、日課も週課もなにもできない週末を送った。やりたくても出来ない環境だから、キッパリとあきらめがつき、ゆとり有る休暇を過ごすことができた。

 ところがそのあとが大変だ。できなかったことは中止ではなく先送りすなわち借金、と考えてしまう性格が災いを招く。日々、借金に帳消しにあくせくする。が、あれから二週間経ったがいまだ解消できていない。なので気が重い。たった三日でこのざまはなんだ。

 いかんなあ、この性格。のんびりその日暮らし、という暮らしかたができないのだろうか……。