みみず

 夏なので散歩の足は自然に海岸へ向いてしまう。夏の海というのもあるし、ビキニ嬢というのもある。

 が、きょうは気分を変えて隣の山の池のある公園まで歩いてきた。潮風が無い分、この山道のほうが空気や陽射しが柔らかく感じられる。

 歩いていてちょっとした異変を発見。舗装された路上に干からびたミミズの死体が信じられないくらい大量に転がっているのだ。一体なにがあったのだろうか。あるいはそんなに珍しいことではなく、今まで気がつかなかっただけなのだろうか。

 時節柄、なんとなく異常気象と結びつけてみたくなったりして……。あおってはいかんのは重々承知なのだが。