春分初侯

 二月四日は立春、あたらしい年のはじまりです。なお、立春/立夏/立秋/立冬の前日を節分といいます。

 二月四日からは七十二侯の、東風凍を解く(とうふうこおりをとく)。暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころです。

 立春を過ぎて最初の午の日(初午)に稲荷詣でをするならわしがあります。田の神さまを山から里へ向かえ、豊作を祈ります。京都の伏見稲荷の初午が有名です。今年の初午は七日が初午です


  出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)