政情雑感
外国まで戦争しに行こうとか、政府のやることは秘密だからやたら嗅ぎ回るなとか、その代わり市民のことはあれこれ調べるから覚悟しなさいとか、暗く閉鎖的な社会になってしまった。
なんでこんなことがスラスラ運んでしまうのだろうか。画策しているのが、悪賢い為政者ならまだしも、知能程度が高くはなさそうなあのひとだというのに。
小選挙区制度で党内に逆らうものがなくなってしまったことも一因であろう。これだけぼろぼろなだから絶好のチャンスであるだろうに党内に対抗勢力が出てこない。さらには官僚の人事権まで握ってしまったようだ。こんかいの騒ぎでも見せしめ/仕返しとして、くびになったり左遷させられるひとが出てくることだろう。
野党に迫力がないのも一因であろう。これだけ失態が多いのにちっとも対抗できていない。野党第一党の党首は揚げ足取りが精一杯、したり顔で責めるがその場限りの揚げ足取りばかり。本質的な代案を示そうとしない。いや、代案を考えられないのか。また、党幹事長が与党の工作員、トロイの木馬で乗り組んだ御仁とあってはなにをかいわんや、である。
マスコミを腑抜けにしてしまったこも一因であろう。ひどい政策、程度の低い首相、なあんにも批判しない。いや、それどころでなく悪事を伝えることさえしない。政府にとって都合の悪いことは覆い隠してしまう。
とまあ、ぼやいていてもはじまらないのだが……
成立してしまった共謀罪法。藁にもすがる思いだが、この法で、国を破壊しようとしている二つの危険団体を徹底的に調査し取り締まって貰いたいものだ。ひとつは日本会議、もうひとつが現内閣。いや、これ、冗談でなく……