春分

 いよいよ、と言ってよいと思いますが、三月二十一日は春分です。太陽が真東から昇り、真西に沈みます。昼と夜とが同じ長さになります。この春分の時期は二十四節季でも大きな節目となります。

 春分の日を中日に前後三日を含めた七日間が、春のお彼岸です。先祖の霊を供養する仏事が行われる日です。

 七十二侯の春分初侯は雀始めて巣くう。次候は桜始めて咲く。末候は雷乃声を発す。雀が巣を作り、桜が咲きはじめ、春雷が轟く。春たけなわです。いい季節です。