酷暑のポタリング

 馬鹿なことをしてしまった。三十五度を越える暑さの中をポタリング(自転車散歩)してしまった。

 酷暑と上り坂でフラフラになってしまった。上り坂で、脚に力を入れると、腿の筋肉がつりそうな予感。こんなところで足がつったら帰れなくなってしまう。ここは無理せず、押して上る。

 少し薄めたスポーツ飲料を乾きを覚える前にたっぷり飲んでいたので、脱水症状ではないと思うのだが、立つとからだがフラフラする。これが熱中症なのだろうか。

 帰り着いたあとも、顔面蒼白で乱れた呼吸もなかなか回復しない。

 火照った身体をシャワーで冷まし、風に吹かれながら昼寝をしていたら、少しようやく息を吹き返してきた。

 腕と脚、首筋がまだらに日焼けして、カッカしている。

 この時期、年寄りはこんなことをすべきではない、ということを肝に銘ずることに。

 まったく、時期的にふさわしくない表現だが、こういうのを「年寄りの冷や水」というのであろう。