時間はいくらでもある、という誤解
学生時代は、金はないが閑ならたっぷりあると自他共に認めていた。これは本当のことだろう。
いっぽうで、現役を退いた老人。お金のほうはひとそれぞれだろうが、これもまた、時間はたっぷりあると言われている。はたしてそうだろうか。
仕事を辞め、制約はなくなり、時間はいくらでもあるように見える。が、これは大いなる誤解である。
それは、……。それは、人生の残り時間に限りがあるから。老人こそ、その残り時間は限られており、無駄遣いはあまりしないほうがよいように思う。
老人にとって時間は有限、取り返し、やり直しもむずかしい。大切に使わなければ。
とわかっちゃいるけど、現実は浪費、無駄遣いの連続である。これまた、人生か。