隠居リスタート

 隠居生活再スタートの初日である。といっても、待ちこがれたそれではなく《予定変更なれど事うまく運ばず》という背景があっての隠居リスタートなので、はしゃぐことなくほどほどに。

 まあ、初日ということもあって、いつもの平日休暇と同じような感じ。違うのはあしたも休みということだけ。

 あさは八時に起床。もう三十分ないし一時間早く起きたほうが良さそうな気配。これは家族との折り合いのため。

 明けがたに降っていた雨が上がったので十時半頃から散歩に出る。晴れ上がったわけではないので、海ではなく山に行く。山を切り開いて携帯関係の会社を集めたYRP。人工の街なのだが、途中里山道があるし、自然を残した水辺公園もある。回りは畠で野菜を売る無人スタンドも。ただし、本日は既に売り切れなのか空っぽ。

 幼稚園の脇から里山道を歩きYRPへ入る。里山道で紅白の梅が最後の花を咲かせている。濃い色の多重花びらは桃だろうか。
 
 ずうっと奥のガーデニング店まで足を伸ばす。枕木を一本五千円で売っていた。どうやって持って帰るのだろう。

 引き返して水辺公園の池を周遊。冬場は入れない、奥の池の周遊路も解放されていたのでそちらも歩く。

 岐路は幼稚園へは向かわずトンネルを通る。

 二時間越え、一万三千歩のお散歩。

 昼飯のあとの昼寝が実に好い気分。まあ、当面は金のことは忘れてのんびりしよう。