将来の不安解消より、いまの物欲

 将来の懐事情に不安を感じて、働くことのできるいまのうちに少しでも稼いでおこうと思う気持ちが強くなってきた。すると、その仕事が決まるまでは将来の生活破綻の不安にとりつかれ、うつうつとした気持になってしまう。これを称して「貧乏性」と言った(3月15日)。

 きょうは所定のお休み。最近の常となっている午前中の海辺の散歩に出かける。きらきらした海を眺めていて、ふと思いついた。将来の不安解消のためではなく、いまの物欲のために仕事をすると考えたらどうなんだ、と。随分と目的が違うように見えるが、よくよく考えてみたらまったく同じこと。お金の値打ちも同じなら、現在そして将来への効果も同じ。なら、いまの物欲のためと考えるほうが随分と気が楽だ。こういう思考のきっかけを与えてくれるのも海のエネルギーなのだろうか。いや、それはちと大げさ。海辺の広さ、開放感が心も解き放ってくれるのだろう。


 ♪♪♪♪ 隠居開始まであと 6 日 ♪♪♪♪