立冬末候 11/17〜

 十一月十七日からは七十二侯の立冬末候、金盞(きんせん)香し。水仙の花が咲き、かぐわしい香りが漂うころです。金盞とは金色の杯を意味し、黄色い冠をいただく水仙の別名です。

 そういえば、すでに旧暦十月、神無月ですね。神さまは出雲に集まり大事な話し合いをしています。なので出雲では旧暦十月は神在月(かみありづき)。

 出典 白井明大=文・有賀一広=絵『日本の七十二侯を楽しむ』(東邦出版)