清明

 四月五日からは二十四節季の清明。「せいめい」と読みます。すべてのものが清らかで生き生きとするころです。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節の到来です。

 七十二侯清明の初侯は玄鳥至る(つばめきたる)、次候は鴻雁(がん)北へかえる、末候は虹始めて見る。

 待ち遠しかった春が訪れると、季節は一気に進み、夏に向かってまっしぐらの感があります。ほんわかした暖かさから、生命の躍動へと変わっていきます。

 ……となるはず、かつその兆しは確実に見えてみますが、それなのに……、この週末は肌寒い!