暑い

 梅雨が終わったと思ったら、息つく暇なく気温が急上昇。メリハリを効かせるのもよいけれど、もう少し緩衝期間があってもよいのでは、と言いたくなってくる。

 元来、冬と夏を比べれば、寒さよりは暑さのほうが過ごしやすいと思っている。

 ただし、ダラダラと汗を垂らし、暑い暑いとぼやきながら、でれーっとしていられる限りにおいて、である。汗をかいているのが見苦しい状況、テキパキと立ち回らなければならない状況となると別である。

 でもねえ、汗をかいているのがみっともないとか、暑い中をテキパキと立ち回るというのは、どう考えても異常である。

 暑いときは汗を流し、ほとんど動かずにでれーっとしているのが自然の摂理というものだろう。

 暑い中でも活動できるよう冷房を効かせてくれるのも、考えてみればありがた迷惑である。冷やして動かされるよりも、じっとしていて何もしなくていいよ、といってくれるほうがどれだけ親切だか。

 冷房を節減すればヒートアイランド現象も緩和され、都会の温度も下がるのだが。地球温暖化防止対策だとか言って、CO2を削減するよりも、冷房を節約するほうが手っ取り早いし、効果も大きいと思うのだが。冷房を効かせれば、(エアコンを作ったり、発電したり)いろんな処でCO2も発生し、温暖化促進にも一役買ってしまいそうだ。

 だから、この二三ヶ月は無理しないで、ダラダラ汗かいて、でれーっと過ごそうよ。死んだふりして時を待つのも悪くないよ。