ときが経つのが……

 待ちこがれていた週末なのにあっという間に終わってしまった。これといって何もせぬまま。朝起きて、ゆっくり新聞を読んでいたらもうお昼。ネットでウロウロ。油断をしていたら日が暮れてしまった。なにもせぬまま。大好きな昼寝すらせぬまま。なんたるこっちゃ。

 週末があっという間に終わってしまい、日曜の夕方になるとゆううつになるのは小学生の頃からまったく進歩していない。いや、小学生にとって時間は無尽蔵にあった。だから週末があっという間に過ぎてしまっても、心配はなかった。あしたからの平日が嫌だっただけだ。

 ところが今は違う。時間は有限、残り時間は限られている。先延ばしばかりしているとやり残しだらけで終わってしまう。

 と考えたが、全部達成したらどうなるのだろう? あとは待つだけ? それは嫌だなあ。それに達成するためにアクセスするのも嫌。案外、刹那の快楽を求め、一見無為のまま時間が過ぎてしまう、というのも自然体で良いのかも知れない。

 どうするのがよいのか、なんだかわからなくなってきた。