何かが無くなる

 暦では連休最後の日。昨日の雨はきょうも降り続いている。気温もぐっと下がり、エネルギーを奪われてしまったような一日。

 何をするでもなくタラタラ過ごす。そうしているうちに、《こんな調子でいるとすぐに何かを無くしてしまうのでは》という漠然とした不安にとりつかれる。といっても無くすのが「何」なのかは見当がつかない。人生の残り時間とか命でなければよいのだが。

 こんなことを思うのは、ひとつには今、やりたいことをたくさん抱えていることもある。さっさと始めないとやり残したまま人生を終えてしまうことは明白である。考えようによっては、この不安は希望があるゆえ生ずる不安といっても良いかもしれない。それであるならば、そう悪い状況でもないのだが。いやいや、そんな楽観的なことでよいのかな?