寒さの冬

 十一月に入って一気に寒くなってきた。もともと寒いのは大の苦手で、できれば冬眠したいところだが、そういうわけにもいかない。

 ただ、ちょっと前までは、寒いのが苦手で冬はいつでも縮こまってはいたけれど、言ってみればそれだけのこと。ところが最近になって様子が少し変わってきた。

 まずは鼻。冷たい空気を吸い込むとすぐに鼻をやられてしまう。鼻がズルズルになって鼻水タラタラ。くしゃみの連発。その原因が冷たい空気にあると思いつくまでは、てっきり花粉症かと思っていた。が、どうやらそうではないらしい。

 もっと重大なのが肺。この春に自然気胸を患い手術・入院という羽目に陥ってしまったが、これは五月連休明けの異常に寒かった日の数日後。たっぷり吸い込んだ冷たい空気が肺を冷やし弾力性を低下させてしまったことが、発症の間接的な原因のように思われてならない。弱った肺に急激に過激な負荷をかけてしまったために穴が開いてしまったのではないだろうか。

 もっとも、鼻も肺も素人の感覚的判断であって、医師に指摘されたわけではない。

 でもまあ、君子危うきに近寄らず。この冬の寒さには、十二分な注意・対策が必要、と肝に銘じている。


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