堀田善衞展
世間一般並みの土日休日。
横浜港の見える丘公園の“かなぶん”こと神奈川文学館で開催されている堀田善衞展へ行ってきた。
堀田善衞さんはもっとも好きな作家である。が、世間一般では残念ながらマイナーといってよいだろう。その堀田さんの展覧会が大々的に開かれるとは思ってもいなかった。実はスタジオ・ジブリの宮崎駿さんが大の堀田ファンで、そのジブリの後押しがあって今回の開催となったようだ。まあ、いきさつはどうであろうと、堀田ファンにとってはありがたいことだ。
展示は二部構成となっていて、第一部は堀田さんの生原稿や写真などを展示したもの。第二部はスタジオ・ジブリがイメージした堀田作品。方丈記私記・明月記私抄、路上の人から題をとったアニメのスケッチ、絵コンテが展示されている。
一部と二部ではそれぞれをじっくり見ているひとの年齢層がかなり違っているのが面白い(一部をじっくり見ているひとのほうが、圧倒的に年齢が高い)。
展示内容は予想以上に充実している。今回新たにしったこと、誤解や勝手な思い込みの訂正も多々あった。
最後にビデオを観ていたら、疲れも出て思わずウトウトしてしまった。
久し振りに大好きな作家に再会して、なんとなく力が湧いてきたような感じがしている。
中華街で閉店したと思っていた喫茶店が移転しこじんまりと営業しているのを発見。久し振りにうまい珈琲を楽しむ。
大道芸フェスティバルの行われていた伊勢佐木町を通り、されに黄金町(アート)バザールを眺めながら、黄金町駅まで歩く。
なかなか良い感じの一日だった。
♪♪♪♪ 隠居開始まであと 165 日 ♪♪♪♪